すーさんブログ

健康をテーマにしたブログ。東洋医学・鍼灸・漢方・その他なんでも

鍼治療とは?どんな人に鍼治療が必要なのか?

こんにちは!

私の職業は鍼灸師です。常日頃からもっと鍼治療「はり・お灸を合わせて鍼灸(しんきゅう)」が広まれば良いと思っています。
今回は鍼治療の入門編ということで、鍼治療はどんなことをして何に効果があるのかをお伝えしようと思います!
よろしくお願いします!!

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鍼治療とは?

細い医療用の鍼(ハリ)を使ってツボや筋肉の硬結を狙います。鍼を刺した箇所の細胞は傷つけますが、その細胞を修復しようと周りの組織(血液を含む)が頑張って自然治癒力を高めます。
食欲不振、頭痛、腹痛、むくみなど症状に合わせたツボを選んで治療できるのが西洋医学と違い東洋医学・鍼治療の魅力ですね。

鍼治療は痛い?

ズバリ、痛くありません!
鍼の太さは髪の毛の太さほどなので、刺すときの痛みはほとんどありません。
ポイントに当たったときに"ズーン"と鈍い痛み(ひびき)を感じます。
ひびきはマッサージで痛いところを押されたときの鈍い痛みと同じような感じですね。

鍼治療の効果

筋肉のトラブルには即効性があります!
寝違えやぎっくり腰の治療は鍼治療は抜群に効果を出せます。
また、マッサージで届かない筋肉の深いところに痛みの原因がある場合には鍼で届かせることができます。
不眠やめまい、いわゆる不定愁訴と呼ばれる西洋医学で説明できない身体の不調において鍼治療で良くなった事例は数多くあり、これらの症状も鍼治療の得意分野であると言えます。

鍼治療とマッサージの違い

鍼治療は痛みの根本を取り除いたり、ツボに刺して内臓系の疾患や不定愁訴を治療します。
マッサージは痛みを和らげる意味合いが強い手技です。腰が痛いから定期的にマッサージを受けに行くというふうに根本の治癒というよりは慰安やリラクゼーションの一種です。

どんな人に鍼治療が必要なのか?

病院へ行くまではないけど身体がキツイすべての人です。 肩がこる、運転中に腰が痛くなる、運動中に腕や足や腰が痛いなどの筋肉系の症状。
腕・足のしびれなどの神経症状。
食欲がない、寝れない、目が覚める、イライラする、便秘、下痢、冷え性、多汗症などなど
病院では異常が見つからないような不定愁訴の方も鍼治療を一度受けてみるべきです。

鍼治療は身体の状態が健康と病気の間の人にぜひ受けてほしい治療です。
なぜなら病気になれば病院に行きレントゲンや採血などのいくつもの検査をしなければいけなくなりますね。
それを思えば身体の異変を感じた時点で腕の確かな鍼灸師がいる街の接骨鍼灸院を受診すれば高額な検査費用を支払う必要はなく、注射の痛みの何万分の1の痛みしかない鍼治療で健康な状態になり、しかも免疫力が上がります。
古い接骨院・鍼灸院に初めて行くのは勇気がいるものです。
家族や友達、職場の同僚に通院している人がいれば紹介してもらったり、インターネットの口コミをみたりして受診してみてはどうでしょうか?
意外と接骨院・鍼灸院は数が多いので自分が住んでいる家の近所の治療院に一度行ってみるのも良いと思います。
実際に家の近所だから受診しましたという患者さんは結構いますよ!