すーさんブログ

健康をテーマにしたブログ。東洋医学・鍼灸・漢方・その他なんでも

爪を見て健康状態を確認しよう

最近、自分の爪を見てますか?

女性の方はマニキュアを塗ることがあるので見ると思いますが、

男性は見ない人が多いのでは?

 

たまには爪を見て自分の健康状態をチェックしましょう。

簡単なチェック項目を4つピックアップします。

  • シワ
  • 爪を押す

それぞれの項目について、正常と要注意の爪を紹介しますね。

1.色

 爪の下には毛細血管がいっぱいあり、通常うすいピンク色をしています。

 爪は、心臓から遠い位置にあるので、血流が悪くなったり、貧血があると白っぽくなります。

 白い斑点は、疲労やストレスがある場合に出やすくなります。

 

2.形

 爪の先端が反り、中央がくぼむのを、スプーン爪といいます。

 スプーン爪の原因は、鉄欠乏性貧血や甲状腺の病気があります。

 鉄分の多い食べ物を摂るようにしましょう。

 爪の先端が膨らんで盛り上がるのを、ばち指といいます。

 ばち指の原因は、COPDや肺がんなどの呼吸器疾患の患者の多いようです。

 

3.シワ

 爪にタテ・ヨコにシワが見られる場合があります。

 縦ジワの原因は、主に老化によるものです。

 20代でもシワがある人がいますが、乾燥やタンパク質の不足などが原因と言われます。

 横ジワの原因は、一定時期の栄養不足が考えられます。

 他にも、ストレスによって横ジワが出来ることがあります。

 生活習慣を改善して栄養をしっかりとると改善するでしょう。

 

4.爪を押す

 爪を指で押すと、押した箇所が白くなり、離すとスグ元の色に戻ります。

 押した時に、鋭い痛みがあったり、色が戻りにくい場合は要注意です。

 痛みがある場合、ストレスなどで自律神経系のトラブルが考えられます。

 自律神経系のトラブルは代謝異常からいろいろな症状が現れてきます。

 色が戻らない場合、脱水症の疑いがあります。

 

 

東洋医学では「爪」は「筋余」といいます。

ここでいう筋は、筋肉ではなく、筋膜・腱・靭帯を指すんですね。

筋を栄養するのは「」です。

なので、爪のトラブルには「血」または「筋」を補う治療が良いと考えます。

食べ物からなら、動物性タンパク質の肉や卵などで「筋」を補えます。

それから、レバー・パセリ・しじみなどで「血」を補いましょう。

ツボを選ぶなら、筋を補う「陽陵泉」、血を補うには「血海」「膈兪」などが有効です。

各ツボにせんねん灸をやってみましょう!