すーさんブログ

健康をテーマにしたブログ。東洋医学・鍼灸・漢方・その他なんでも

【つぼメモ】四関穴について調べたのでメモ

四関穴(しかんけつ)とは、左右の合谷・太衝を指す

 

合谷は、陽明大腸経の原穴・四総穴の面目

太衝は、厥陰肝経の原穴

陽明経は多気多血で、気や血を補うパワーのある経絡のため、

その原穴である「合谷」の効果は抜群

太衝も原穴なので、力のあるツボ

 

東洋医学で、精・気・血・津液(水)は生理活動に関わる基礎的な物質と考えられる

なかでも気・血・水は、体内を廻っており、もし廻りが悪くなったり、不足した場合に病気になると考える

 

そこで、四関穴の効果であるが、「四関穴は三焦を通す」効果がある

つまり、気・血・水の通り道である三焦(上焦[胸部]・中焦[腹部]・下焦[下腹部])の滞りを解消する

 

では、どういった場合に使えるのか、自分なりに考えてみる

・めまいや貧血、月経後など血が足りずにフラフラする場合

・肌が乾燥して湿疹がある場合

・不安がある、怒りっぽい、集中が続かないなどの精神的な症状がある場合

・ふくらはぎなどの筋肉が攣りやすい場合

・手足が冷える場合

気・血・水が不足する(気虚血虚・津液不足)の時に四関穴を補えば良さそう

逆に、気・血・水が滞っても使って良いかも

 

さらに1つの証を取り上げて他の取穴について考える

★肝血虚(主訴:イライラ、随伴:めまい、肩こり、耳鳴り、不安、生理痛(腰痛)、手足が冷える)の取穴

 血海→血を補う

 膈兪→八会穴(血会):血を補う

 三陰交→足の三陰が交わる、最強の陰穴。月経不調など女性特有の疾患に効果あり

 曲泉・陰谷→肝虚証に対する六十九難の補法で使う