長谷川和夫医師の本「ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言」を読んだ。
長谷川医師は日本一の認知症専門医で、長谷川式認知症スケールを開発された人です。(1976年) 長谷川式認知症スケールは認知症のスクリーニングで今も日本のほとんどの病院で使われています。
数年前に自らが認知症になったと告白したことをニュースで知ったが、本を書いて後世の人にメッセージを伝える行動力には頭が下がります。
90歳になっても伝えたいこととは 「認知症についての正しい知識をみなさんにもっていただく」 「何も分からないと決めつけて置き去りにしないで」 「本人抜きに物事を決めないで」 本を読んでいて長谷川医師のエネルギーをビシビシと受けた。 身体は午後になるとキツくなると仰るのに、やりたいことがあるからと出かけるのだそうだ。
「やりたいことの一つに、全国で認知症ケアの指導にあたっている人のフォローアップ研修」全国とは凄すぎる。どうか無理なされないように。
認知症は年齢を重ねるとなる可能性は誰にでもある。団塊の世代が75歳になるころには5人に1人は認知症だそうだ。 普通に認知症の人が暮らせる理解ある世の中に早くなればいいな。 助け合うことで人も社会もハッピーになる。そう思う。