すーさんブログ

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足のむくみと体調の悪さは大いに関連があります

足のむくみは女性も男性も気になるものです。むくみは見た目がぼってりと太く見えますし、倦怠感や重だるさを感じます。むくみの重だるさは体が元気なときよりも疲れがたまっていたり年齢を重ねていくにつれて頻度が多くなりませんか?
なぜ足がむくみやすくなってしまうのか。原因と自分でできるむくみ予防について調べました。

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足のむくみの原因

足のむくみの原因は足やふくらはぎに溜まって滞った血液リンパ液です。心臓から流れてきた足の血液は静脈を通って心臓に戻ります。リンパ液は足のリンパ管を通って鎖骨の静脈へ合流します。血液とリンパ液はどちらも重力に逆らって循環していますが、重力に負けてしまった血液とリンパ液はそれぞれ血管とリンパ管から漏れ出て細胞の隙間に溜まった状態になります(間質液)。間質液は細胞へ栄養を運んだり、細胞からの排泄物を運ぶため新陳代謝にとても重要な体液のひとつですが、循環ができないとよくありません。足のむくみの正体は仕事が終わったのに疲れ果てて動けなくなってしまった人のようなものです。この人は家に帰ってもらってまた次の日に元気に仕事をしてもらわないといけないですよね。

体調が良いとき・悪いときの足の状態

仕事内容は同じでもすごく足がむくんでいる日と全然大丈夫な日がありませんか?
むくみは体液の循環の悪さが関係しています。静脈を上行する血液には「心機能・足の筋肉・呼吸機能」が関わっています。リンパ液がリンパ管を上行するには「足の筋肉・呼吸機能・胃腸の運動・動脈の拍動」などが関わります。体調が悪くなると心機能や呼吸器、胃腸の働きが不安定になるので血液とリンパ液の循環が悪くなりむくみやすくなってしまいます。心疾患や肺疾患の患者さんがむくみが起こりやすいのはこのためです。また、身体に水分が多くたまりやすい食事(東洋医学では痰湿といいます)を摂ると間質液の量が増えてむくみやすくなります。身体に水分が多くたまりやすい食事には"揚げ物"や"ビール"があります。ですので、デスクワークなどで仕事中にほとんど移動しない人が風邪気味の日に居酒屋でビールとからあげを食べた場合、足は体調が良いときに比べるとむくみがひどくなってしまいます。普段むくみが無い人でも体調によって足のむくみが出ることがあるので注意しましょう。

自分でできる足のむくみ予防

体調が悪いときでも自分でケアすることでむくみを予防することができます。予防方法の1つ目は「歩くこと」です。血液・リンパ液を循環させるのに共通するかつ強力なサポート役は"足の筋肉"です。足の筋肉(特にふくらはぎ)が収縮すると筋肉が水を汲み上げるポンプの働きをして循環をサポートします。歩くことによりふくらはぎの筋肉(腓腹筋)が収縮して血液とリンパ液を循環してくれます。
2つ目はつま先立ちによる「ふくらはぎの筋トレ」です。女性の足がむくみやすいのは筋肉の量が少ないためです。むくみやすい人は自分のふくらはぎの筋肉がしっかりしていますか?筋肉ムキムキにする必要はありませんが、毎日数分つま先立ちのトレーニングをするだけでほどよく筋肉がつくのでおすすめです。3つ目は「入浴時 or 入浴後の足のマッサージ」です。仕事柄歩き回れない人は多いと思います。歩くことが出来なかった日はふくらはぎや足の甲・ウラを入念にマッサージすると良いです。ふくらはぎは両手で掴んで引き上げるように揉みほぐします。足の甲は指の骨間をこするようにマッサージしましょう。足のウラは100均で足裏マッサージ用の棒を買ってきて使っても良いですし、こぶしを握って指の関節の硬い部分でグリグリやっても効きますよ。入浴後にマッサージをする場合は滑りを良くするためにホホバオイルなどのマッサージオイルを使用すると力を使わずに楽にマッサージできるのでおすすめします。マッサージは痛くする必要はなく気持ちがいいくらいの力加減で十分です。

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