いわゆるパルスですね。
はじめての鍼通電は前脛骨筋で体験しました!
足が勝手にピクピクと動く。
ただ体験して良かった〜となるだけでは勿体ないので、パルスで使った機器や治療効果について紹介します。
使用機器:Ohm Pulser LFP-4000A | 全医療器
[主なスペック]
電源:単2乾電池4本
出力数:4極
最大電流:20mA以下
重量:1.5kg
鉄の箱なので、重量があって頑丈な作りになっています。
今回は両足に施術したので、2極のみ使用しました。
使用鍼:寸6・3番(ディスポーザブル)
パルスをする場合、折鍼などの事故を防ぐために3番以上の太めの鍼を使うことが多いようです。
施術箇所:前脛骨筋上の2箇所。
1つ目は膝の皿のくぼみから4横枝の場所(つぼでいうと足三里)
2つ目は足三里の下4横枝くらいの場所とした。
パルスの強さ:1Hz、2V
パルスの時間:3分
施術効果(体感):足関節の背屈動作(足の裏をつけた状態からつま先を上げる動作)が軽快になった。
機器は単2乾電池が4本でのみ動作します。家庭用コンセントは使えません。
治療効果について、前脛骨筋の働きは、①足関節の背屈、②内反、足底のアーチの維持があります。一般的に鍼通電は、1つの筋肉の2点に電極を繋いで(このとき、プラスとマイナスはあまり関係ないみたい)電気を流します。
そして、筋肉の働きに対して動きを改善する効果があるんです。
なぜ、筋肉の働きが改善するかというと、筋肉への通電には、"血行が改善する"・"筋肉が緩和する"・"痛みが和らぐ"といった効果があるからです。
私が受けたケースでは、元々痛みはなかったのですが、足関節の背屈動作がとても軽くなりました!
刺激量は2Vなので、全然強くなく、痛みもありませんでした。
それでも、刺さっている鍼と前脛骨筋、それから足の指までもが電気刺激でピクピクと動きました。
先生曰く、筋肉のポイントにしっかり刺さっていれば、少ない刺激で筋肉は反応するし、治療効果はあるのだそうです。
筋肉をピクピクさせるのは意外と難しく、まずは目的の筋肉に鍼が到達していなければいけません。
到達していても、鍼の深さが浅い場合、皮膚表面がピリピリして結構痛みがありました。この場合、少し深く刺すと筋肉が動く場合があります。
電圧を3Vくらいに上げても鍼や足先が反応しない場合は、刺している場所が悪いので、1回抜いて刺し直したほうが良いかもしれません。
以上、はじめての鍼通電体験談でした。
すぐに効果が出たので大満足。パルスの機器が欲しいなー