こんにちは!
今回のテーマはアルギニンです。
サプリメントや栄養食品、エナジードリンクにも含まれる栄養素ですが、この栄養素の正体は何なのか、具体的にどんな効果があるのかを調べてみました。
アルギニンとは?
アルギニンは人の身体を作るタンパク質の元になる20種類のアミノ酸のひとつです。
体内でつくることができるアミノ酸なのですが、必要十分な量を作れないため食事での摂取が必要なアミノ酸です。
アルギニンの働き
アルギニンは人には欠かせない次の働きがあります。
成長ホルモンの分泌促進
アルギニンは成長ホルモンの分泌を促進します。
10代の成長ホルモンはもちろん身長を伸ばす、身体をつくるはたらきがありますが、脂肪の代謝を促して筋肉組織を強化したり、キズの治りを早める働きがあります。
免疫力アップ
アルギニンは免疫細胞のマクロファージの活性化に協力します。
マクロファージが活性化すると免疫力がアップし、病気にかかりにくい身体になったり、手術のキズの回復を早めます。
新型コロナウイルス対策としても免疫力アップは最高な取り組みですね!
疲労回復を助ける
アルギニンによりエネルギー代謝が良くなり疲労回復の手助けになります。
エナジードリンクやスポーツ飲料にアルギニンが入っているのはこのためです。
保湿効果
アルギニンは皮膚の角質層に働きかけ保湿効果があります。
美容系の食品に含まれるのはそういう訳なんですね。
アルギニンの含有量が多い食品は?
普段の生活の中で疲れやすいと思う人やキズを早く治したい人、成長期の子供がいらっしゃる人はアルギニンを多く含む食品を摂ると良いです。
食品成分データベース(文部科学省)によると以下の食品にアルギニンが多く含まれていることが分かります。
食品名 | 成分量 100gあたりg |
---|---|
ゼラチン | 7.9 |
だいず | 6.7 |
すいかの種 | 5.1 |
乾燥卵白 | 5.0 |
煮干し | 4.9 |
するめ | 4.7 |
かぼちゃの種 | 4.7 |
焼き干し | 4.6 |
かずのこ | 4.6 |
たたみいわし | 4.5 |
干しだら | 4.4 |
凍り豆腐 | 4.3 |
湯葉 | 4.3 |
かつお節 | 4.3 |
ガーリックパウダー | 4.0 |
すいかの種、かぼちゃの種のアルギニンの含有量の多さに驚きましたね。おやつ代わりに良いかもしれません。
他には魚介類のひもの、卵、大豆、かつお節などが多くなっていました。