すーさんブログ

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ストローを有料化してはどうでしょうか

2018年ごろから世界中で使い捨てのプラスチック製ストローの飲食店での提供を禁止する動きが多くなりました。 スターバックスとマクドナルドは2020年末までにプラスチック製ストローを廃止すると発表しています。
これらの行動の原因となったプラスチック製ストローによる海洋環境破壊の問題と対策案を紹介します。

プラスチック製ストローによる海洋環境破壊

「マイクロプラスチック」という言葉をご存知でしょうか。我々が日常生活で使っているストロー、レジ袋、ペットボトル、お弁当のカラなどのプラスチック製品は海に流されてしまうと太陽光や波、風、海水の塩分などによって細かくちぎれ5mm以下の小さい粒になります。この粒がマイクロプラスチックです。世界中の海でマイクロプラスチックの被害にあっている代表的な生物がウミガメです。CNNのニュース記事によると、「英エクセター大学やグリーンピース調査研究所などの研究チームは、大西洋と太平洋、地中海に生息する全7種類のウミガメについて、海岸に打ち上げられたり漁師の網にかかったりするなどして死んだ102頭を調べた。その結果、カメの体内からはマイクロプラスチックなどの合成粒子が800以上も見つかった。」とあります。誤って異物を食べてしまったカメは食べることができなくなって死んでしまうようです。
魚がマイクロプラスチックを食べると、その魚を食べた人間の体内にもマイクロプラスチックが蓄積することになります。

各国、各企業のプラスチック製ストローに対する取り組み

台湾

2019年から飲食店はプラスチック製ストローを提供することを禁止。持ち帰りはOK

カリフォルニア州マリブ市

2018年6月、市内の飲食店がプラスチック製ストローを提供することを禁止。

バヌアツ

2018年8月8日、国として世界初!プラスチック製ストローの全面禁止。

欧州連合(EU)

2021年末までに使い捨てプラスチックを禁止。

イングランド政府

2020年4月からプラスチック製のストローやマドラー禁止。

スターバックス

2020年末までにプラスチック製ストローを世界中の店舗で全廃する。

マクドナルド

2020年末までにプラスチック製ストローを廃止。

すかいらーくHD

2020年末までに国内外の約3200店でプラスチック製ストローを廃止。



他にも多くの都市、企業、ホテルでプラスチック製ストローの廃止の意向が表明されています。
ストローを提供しない飲食店もあれば、代替品として紙製ストローを提供する企業もあるようです。

ストローはどうすべき?

今私たちの日々の暮らしの中にストローは溢れています。飲食店で冷たい飲み物を頼むと必ずストローが付いてきます。テイクアウトのコーヒーショップ、人気のタピオカ専門店は太いストローですし、スーパーで買うパックの飲料にもストローが付属しています。
私たちはもっと環境について個人個人で考えて行動をしなければいけません。プラスチック製ストローの消費を減らすにはいくつかの国が試みているように、飲食店でのストローの提供を廃止したり紙製ストローに変更すべきです。また、レジ袋のように有料化して消費者がお金を払ってストローを買うようになれば世の中の使い捨てストローの本数が減り自分用の繰り返し使うことができるストローが普及するのではないかと考えます。MYストローとして、ガラス製のストローは劣化しにくいので洗って何回でも使えますし、使い捨てストローは紙製ストローがすでに販売されています。紙製のストローは色を付けたり加工がしやすいので、今後いろいろなデザインの使い捨て紙製ストローが増えるとおもしろいのではないでしょうか。