すーさんブログ

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地方こそUberの普及が望まれる

Uber(ウーバー)という配車サービスをご存知ですか?利用者はスマホアプリから一般の人が運転する車を配車してアプリで運賃のクレジット決済ができるサービスです。アメリカの企業が運営する配車アプリですが、現在はアメリカ、ヨーロッパ各国、中国、香港など多くの国と地域で利用されています。

日本のUberは広まっていない

Uberの配車サービスは日本でも、東京・大阪・福岡などでタクシー会社が配車サービスを行っています。しかし現状あまり普及はしていないようです。東京でUberを利用した場合、黒のスーツを着たプロのドライバーとハイヤーが迎えに来るようです。正直敷居が高いです。アメリカで普及している一般人の主婦や若者がアルバイト感覚で目的地まで乗せていってくれるシステムとはかけ離れたサービス内容ですね。これには理由があって、日本では2種免許がないと有償で乗客を乗せてはいけない規制があるので(違反は白タク行為で取締対象)、タクシー会社が既存のタクシーが生き残れるように高級なサービスという差別化をしてUberを提供しています。

世界でのUberの運用

Uberが普及している都市ではタクシーよりも格安料金で配車サービスを利用することができます。それは、プロのドライバーではない一般の人が空いた時間を利用してお客さんを目的地まで送っていくサービスだからです。素人のドライバーで安全面に不安に思われる人もいるでしょうが、利用客がドライバーを評価してアプリで公開しているのでドライバーの信頼性を保つことが出来ているのです。

東京で流行らないから地方でも無理なのか?

東京は人口が多く、ゆえにタクシーの台数も多い大都市です。常に需要があるタクシーですがそこに格安のUberが参入してくると多くのスマホを持っている人は安いUberを利用するでしょう。その結果タクシーを利用するのはスマホで配車しない(できない)人に限られてしまいタクシーの利用客が激減してしまいます。そのため、タクシー業界はUberの積極的参入に反対しているのです。
しかし、東京で流行らないUberは地方でも無理なのでしょうか?私はUberは地方でこそ必要なサービスであると考えています。ポイントは東京と地方の人口の差です。

地方は人が少ないからこそUberを活用すべき

人が少ない地方こそUberの普及が望まれます。10万人以下の地方都市ではタクシーの台数が少なく、電話で配車を依頼してもしばらく待つことがしばしばあります。Uberが普及すれば、近くにいる時間の空いている人が連絡を受けてすぐに駆けつけてお客さんを運ぶことができます。電車やバスが1時間に1本程度しかない都市はたくさんあります。ある程度の客がいないと運行できない電車・バスと違いUberはお客さんが1人でも問題ありません。人が少ない地方ですが、車を持っている人はたくさんいるのです。
最近では高齢者の免許返納問題があり、今後移動手段のない高齢者が必ず増えてきます。返納された人への対策は不十分で地方では都会よりも返納する人は少なく、高齢者による交通事故は少なくありません。交通の不便な地方こそUberの利便性が活用できるはずで、都会に電車が必要であるのと同じように地方にはUberが必要なのです。観光産業においてもUberはとても魅力的です。Uberが普及すれば地元民はよろこんで観光客を案内するでしょうし、そうすれば寂れてしまった観光地も復活するかもしれません。